昨年8月、私ども埼玉県立総合教育センター(平成12年に設立)主催の「食と農の指導」に関するフォーラムの講師として来られた文部科学省の嶋野道弘視学官が、「こんなに食農教育をやっている県はありませんね」と言っておられましたが、実際、総合教育センターは、設立以降、食農教育に懸命に取り組んできました。そして昨年頃から、小中学校の先生方のあいだで「食農教育」という言葉がごく当たり前に交わされるようになってきています。
私は、農業教育センターの所長も兼務していますが、その農業教育センターにおける昨年度の調査研究の一環として、埼玉県下の公立小中学校で、どれくらい食農教育をやっているのか、アンケート調査を行なったところ、小学校では約9割の学校でバケツ稲作や草花の栽培も含めて、なんらかの食農教育(農業体験学習)をやっていました。
県内に公立の小中学校は全部で1254校ありますが、そのうち小学校では805校、中学校では411校、合計1216校からアンケートの回答が寄せられました。回答率は小学校で96,8%、中学校で97,4%です。そして、農業体験学習(食農教育)を実施している学校は、小学校では88%、中学校では37%でした。 |