(2)計画の作成と実施のポイント
ところが最近は、一般の人でもボランティア活動への参加や意識の向上がみられる。これは、自分のもつ時間と能力を生かし社会に貢献したいという考えと意欲であり、社会との関わりの中で新しい学びをつくろうとしているとみることもできる。一般の人とともにボランティア活動をすることは、まさにボランティアの「モデリング」である。
一般に社会人は、学習のための学習ではなく、仕事や生きがいなどの必要性から学び場に参加している。社会人の学習形態を理論的に考察しているのがレイブとウェンガー(Lave & Wenger, 1991)らの状況論的学習観である。学習者と実践の共同体との「社会的な関係づけ」がつくられることで学習がつくられるという考えである。現実社会の中で、仕事を通して学んでいる人は、学習を孤立した目的にして活動しているのではなく、むしろ社会的な実践という仕事に参加している参加者であり、実践の共同体のメンバーとなっている。学習はそのような社会的な実践に「ともなう」ものであり、実践によって意義づけられ、方向づけられている。ある社会的実践、つまり意味のある世界の中で自分がその世界とどう「つながり」をもっていくか、どうかかわっていくか、その過程を「学習」とみるものである。 |
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