東小における連携学習のねらいは、
1 地域の基幹産業である農業について体験的に学ぶとともに、地域の自然、産業についての理解を深める。
2 動植物の観察、飼育・栽培体験を通して、自然及び生命への畏敬の念を持つ(動植物は、自分たちと同じように命を持っていることや生・成長していることに気づく)。
3 名農の生徒が指導者となり、ともに学びあうなかで、心のふれあいを通して感謝の気持ちを持つ。
一方、名農にとっては、
1 農業高校と地域との連携を深める。
2 小学生を指導するなかで、自らも学びを深め、自主性・指導性の向上を図る。
3 小学生とともに学ぶなかで、心のふれあいを図る。
双方にとって、願ってもない取組みということだが、問題はないのだろうか。
東小の山岸勝昭校長は「当校にとっては良いことづくめで、名農さんに負担をかけているのではと思っています。来年度からは使える時間数も増え、もっと自由に取り組めるようになるので、さらなる取組みを希望しているのですが」と、名農側の今後の方針が気掛かりのようだ。
一方、名農の斉藤信寛教頭は、「確かに準備などにかかる負担は大きい。指導する先生方の苦労もあります。しかし、この連携学習には、それを補ってあまりある素晴らしい教育効果が得られます。生徒に自信・積極性・やる気・思いやりが生まれます。小学生には、農業や農業高校への理解が生まれます。ですから、これからも中身の改善も含めて発展させていきたい」と、双方の考えはぴたりと一致している。斉藤教頭はさらに、「小学校で、せっかく農に対する理解が深まったのに、中学で途切れてしまうのは惜しい。今後は中学との連携学習も考えていきたい」と、小中学校との一貫した農業教育に意欲を燃やしている。 |