近年、学校や児童・生徒を取り巻く状況が急激に変化する中で、「開かれた学校づくり」という文言に代表的に示されるように、学校、家庭、社会の三者の有機的な関係強化が求められるようになってきた。このような教育を取り巻く各方面からの声の反映と必要性から、現行の学習指導要項においても、「開かれた学校づくりを進めるため、地域や学校の実態に応じ、家庭や地域の人々の協力を得るなど家庭や地域社会との連携を深めること」(註1)が指摘されている。また、「実践的・体験的な学習」が一層重視され、家庭や地域との連携をはじめ、創意工夫を生かした特色ある教育、学校創りがますます求められている。
本稿では、中学校技術・家庭科(いわゆる技術分野であり、以下技術科という)における、地域の教育力を取り入れ地域に開かれた栽培学習の実践について述べる。 |