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(1) 小学校での栽培学習の実践とその教育内容
(2) 学外の稲作体験による児童の自然に対する感情・認識の変化
(3) 小学校の発達段階に応じた農業体験学習の効果
出典 『農業学習の教育効果に関する総合的研究』
執筆 佐々木 壽(宮城県農業高等学校)
協力 日本農業教育学会

7 研究の課題及び対応策と提言

 小学校との連携学習の実践結果から、今後学習を進めていく上での主な課題と対応策、及び関連する条件整備や配慮しておくべき事項、提言等を掲げてみると、次のように要約できる。

(1)主な課題

小学校における児童の各発達段渚(ライフステージ)に対応した農業体験学習の内容について、なお一層の継続的な研究、及び学習指導要項の研究などが必要である。
基礎的・基本的な農業体験学習を栽培サイクルのなかで継続して進める必要がある。
児童・生徒の輸送面や保険面、及び安全面に配慮していく必要がある。
小学校と農業高校間で、さらに多くの教職員同士の交流と研修が望まれる。
高校と小学校の指導時間の調整が必要であった。連絡調整のスムーズ化を図りたい。
直接担当した教職員だけでなく、もっと多くの職員同士の交流も考えることが必要である。

(2)主な対応策と提言

体験学習のねらいを明確化し、全体の見通しをもって計画を立案する。
地域から学ぶ姿勢により地域実態を把握し、地域の実情に見合った学習内容を検討する。
農業高校から発信された教育情報など、各種情報を収集する。そのためには農業高校は、学校外への情報発信を蜜に、且つ幅広く行うことが大切である。
小学校と農業高校ともに校内の指導体制をかため、教職員間の共通理解を得ておく。
学習内容については、児童の成長過程、いわゆるライフステージや自動の実態を考慮に入れる。その際できるだけコマぎれの内容を避けて、継続した学習内容とするように工夫する。
各教科における学習指導の内容との関連を図り、指導方法を工夫する。
農業高校生の指導支援のもとで、児童の意欲や興味・関心を高めるような内容を工夫する。
児童・生徒の健康管理や安全確保に十分配慮する。特に学校外での学習については、学習中における事故防止に努め、生徒輸送など交通手段に留意しておくことが大切である。
学習時間を十分に確保する。また、事前の綿密な打ち合わせや調整の時間も必要である。
農業高校をはじめ、保護者や地域の関係機関との密接な連携も必要である。
小学校における教職員の研修を図る。特に学習の評価を工夫し、教育課程に位置づける。
小学校及び農業高校における自己点検と自己評価にも位置づける。
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