21世紀を迎え、情報化、少子化、都市化が進む中で、現在の子どもたちにとっては、周囲の環境が人工化して、植物に触れあい育てるという機会が非常に少なくなってきた。
しかし、多くの幼稚園では、園内でいろいろな植物を栽培し、子どもが植物とかかわることができるように配慮されている。たとえば、春、新入園児を迎えるために、桜の花のほか、花壇では色とりどりのチューリップが花を咲かせ、夏には、ミニトマトなどの野菜を育てている。秋になったらサツマイモ掘りに出かけ、冬になればヒヤシンスなどの球根の水栽培が行われる。
ここでは、幼稚園で行うことが可能な主な植物栽培活動について、京都教育大学教育学部附属幼稚園での子どもと栽培とのかかわりの実践から、その意義や役割について検討してみたい。 |