(1)はじめに−農林漁業体験学習のすすめ
子どもは、実にいろいろなものに好奇心を持ちます。ことに、食べることへの興味は尽きることがありません。けれども多くの子どもたちにとって、その恵みの根本にある農業・林業・漁業は、縁遠いものとなっています。近年、体験重視の学習が奨励され、農作物を栽培する体験が増えてきているとは言え、田畑の農作物をそだてたり、釣り上げたばかりの魚に触れたりするような機会は、まだまだ少ないのが現実です。
教育の観点から捉えても、農林漁業を体験することは、子どもたちの五感を刺激し、精神的な発達を促すだけではなく、「食べること」「食べるものをつくること」「食べ物を作る環境のあるべき姿」といった、食や生態系を考えるきっかけにもなります。
ここでは、小学校高学年から高校生くらいまでの子どもたちや青少年を対象に、学校や地域で活動する教育関係者が活用できる農林漁業体験学習の進め方と事例を、これから具体的に紹介します。
楽しく、豊かな学びをすすめ、子どもたちの生きる力を養っていくために、農林漁業を通じた体験学習をぜひカリキュラムの中に取り入れてみてください。
第1章 はじめに−農林漁業体験学習のすすめ
1. はじめに−農林漁業体験学習のすすめ
(1)はじめに−農林漁業体験学習のすすめ
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